5月の中旬スロバキアの首都ブラチスラバから車で3時間、リプトフスキーミクラーシュと言う所に行った。
スロバキアにはブラチスラバとリプトフスキーミクラーシュに1つずつカヌースラローム専用の人工コースがある。

コースはロンドンのコースと比べると小さめではあるが、日本の野球くらいカヌーの認知度が高い国だ。
スロバキアにはオリンピックメダリストが何人かいるが、スロバキアにとって初のオリンピックチャンピオンはカヌースラロームの選手だった。
そういうこともあって知名度が上がっていると言える。
今回はリプトフスキーミクラーシュでは、第63回タトランスキースラロームレースに参加した。
63年も続いている歴史ある試合だが、僕は初参加だった。
しかし、会場は試合の名前も特に飾られてなく淡々と試合が行われるといった静かな感じであった。
試合の内容は濃い物で、世界各国から選手が集まりワールドカップ並みの激しい試合になり、歴史ある大会に選手達も気合いが入っていた。

リプトフスキーミクラーシュは周りが山で囲まれていて羊のチーズが有名で冬にはスキーリゾートとしても有名な場所である。
カヌースラロームのコースから車で10分走れば牧場(Liptovsky Mikulas Žiar)や氷の洞窟(Demänovská Ľadová Jaskyňa)へ行ける小さい町だが、
ゆっくりと時間が流れて良い場所である。
牧場で周りを見渡せば映画のワンシーンのような感覚になる。
ヨーロッパは他の場所でもたくさんいい所があり、旅行にはおすすめの場所だ。