唯一無二の景観美 嚴島神社

嚴島神社は、広島県廿日市市の嚴島(宮島)にある神社である。
日本全国に約500社ある嚴島神社の総本社とされる。
推古天皇元年(593年)、当島の住人・佐伯鞍職が神託によって創建したことに始まると伝えられている。
12世紀に時の権力者である平清盛の造営によって現在みられる社殿群の基本が形成された。


その後、2度の火災にあい造営されているが、全般に当初の様式を忠実に守っており、
平安時代末期の建築様式を知ることができる貴重な遺産といえる。

平成8年12月、「嚴島神社」が、世界遺産委員会で正式に世界文化遺産として登録された。
他に類を見ない、海を敷地内に取り入れた斬新な発想であり
御神体とされる弥山とその麓に広がる御笠浜を一帯とした景観は世界でも高く評価されている。