リヤカーマン佐々木規雄の旅、戦いである!

男塾は北極圏のある町に到着した。2∼3日滞在して準備しまた歩き出す予定。
ただ、現在も強風で視界ゼロ。北風を正面から受け非常に厳しい状況となっている。
ここまで25日かけて約700kmぐらい歩いた。

道中、-43℃まで気温は下がり、またある日は強力なストームが来て風速40メートルの風で数日間道路が封鎖された。過酷な状況の真っ只中に、一人取り残されテントで必死に耐えた。

この時は人間の無力さを感じ、もしテントが破壊されたら、この寒さと風に耐えることはできないと、命の危機も感じ、恐怖でおびえていた。
低温で様々な物に支障がでて、他にも危険はあった。物も壊れた。
鼻に少し凍傷と左親指と人差指先が感覚が無いが、色の変化は無いので今のところはおそらく大丈夫でだろう。

そして時には夜空に輝く星とオーロラが照らして心を癒やしてくれた。雄大な自然に感謝したい。
この先、凍った川を200kmほど歩くと、ついに北極海に出ることができる。
そこから先、道は無い。凍った海しか。

情報によると、雪が深く正直リヤカーでは厳しいと言われている。
その為、道中にソリを2つ手に入れた。なぜか?それは、あくまで俺はリヤカーマンだからだ。

リヤカーにソリを繋ぎ、荷物を分散して北極海の上をリヤカーとソリで歩くつもりだ!
だいぶ食料も食べて減らしたつもりだがリヤカーの重量はまだ90Kg以上ある。
そして、居ないと思ってた白熊が4頭出て、そのうち1頭は町まで来たと言う情報を得た。
ある人には熊スプレー1つで行くべきではない!とも言われた。

それは俺も思ってる。
無謀と挑戦は違うので。
なんとか現地人から本物の銃を借りれたら良いが行ってみないとわからない。
パンツの中の最終兵器ワルサーP28はすでに凍っており、白熊どころか子ぎつねぐらいしか倒せそうにない…

もし俺が白熊に破れたら伝説として語りついで下さい。
「男塾JAPAN」vs「ポーラーベアーズ四天王CANADA代表」は激しい延長戦の末敗れたと!
とりあえず冷静に判断し行動したい。
ここまではただの根性!ここからが男塾魂である!