プロサーファー北沢麗奈選手・ASC第3戦優勝

インドネシア ジャワ島パチタンにて、ASC第3戦が行われた。

パチタンという県で主催する初めての大会、また、17日はインドネシア共和国の記念日ということもあり、盛大に行われた。

開催日時:8月17日から20日
場所:インドネシア ジャワ島 パチタン
主催:ASCアジアン・サーフィン・チャンピオンシップ
種目:MEN’S ASCPro ASC Women’s
出場者数:約40人

今回は早めに現地入りしていたが、大会の前々日まで激しい大雨と雷が断続的に続き、海は川からの濁流と大量の草木が流れ、練習がほとんどできない状態。
前日に少しだけ練習ができ、サーフボードの選択はなんとか済ますことができた。
当日の朝は、オープニングセレモニーの後に女子から試合が開始された。
試合は1対1の勝ち抜き戦、1ヒート25分、上位2本の点数の合計点で競われる。

1試合目の対戦相手はアルゼンチン選手。
今回の会場は、選手が波に乗る場所と審査員とがとても遠く、点数や優先順位などのコールの放送が風の影響で聞全くこえなかった。
そして、ここの波は、1回岸まで乗ると、数百メートル遠くまで行ってしまうため、陸に上がって乗った場所の正面まで戻り、そこから全力で海にでなくてはならず、試合が終わると力が入らないほど疲れていた。
ヒートには勝ったが、30分後にはすぐに2試合目を行うとコールがあり、準決勝には疲労をいやせないまま戦った。
準決勝は、インドネシアに住むハワイの選手。
波が長く、ビーチを走ったりと疲労困憊の中、いい波をキャッチすることができ、また、自分の演技もでき、準決勝も勝ち上がることができた。
決勝の相手はインドネシアに住むプエルトリコの選手。
一日に三戦と疲労もピークに達しながらも、ここまできたらやりきるしかない、腕がもげても勝つという強い気持ちで挑む。
試合前半は、シーソーゲームが続き、試合中盤では負けていたが、諦めることなく波を待ち続け、残り5分でいい波を掴む。

そのまま試合は終了し逆転優勝となった。

19日には、インドネシア元大統領が、この大会の表彰の為にお越しくださり、直々にトロフィーをいただく。
そのトロフィーは、宝石の原石でできており、台座に石の塊がついており、約5kgもある。

飛行機の荷物重量が気になるが、とっても貴重な石とのことなので大事に持ち帰りたいと北澤選手。

まだアジアツアーは始まったばかり。チャンピオンは充分狙える位置にいるので、これからも良い戦いを期待しています。

 

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