「レンソイス マラニャンセス国立公園」
ある時期だけしか見れないこの世の絶景。
雨季に降った雨で白い砂漠に多くの緑の泉ができる。
ガイドツアーでは行けないような場所をさ迷い、テント、食料、水を持って、誰も居ない貸し切りの中で自然を感じた。
白い世界の中、夕陽、満点の星空、そして朝陽が眩しかった。
しかし常に強風が吹いていてテントは飛ばされそうになりポールも折れかけた!
砂が目に飛んでくる。テント内も身体もカメラもラーメンの中も砂だらけで、口の中がガリガリ言う。レンズの中にも砂が入ってとれない。
赤道に近いここは、昼間は冬でも強烈な陽射しで、砂の上は場所によって裸足で歩けない程熱くなる。
重いザックを背負い、砂に埋もれながら砂丘を上り、多めに持ってた水も無くなりギリギリだった。
広大で真っ白なため、遭難しない様に太陽で方角を見ていた。ベストシーズンに行けば、泉の数2000個以上。深い所で水深約3mとなる。
正直、9月はベストシーズンは過ぎていて絶景レベルはかなりダウンしていたが、それでも感動だった。
「地球の歩き方」には間違った情報が載っていて、10月頃から「水が引き始める」と掲載されているが9月頭でほとんど枯れていた。行くなら5~7月ぐらいが 良いかも。俺の写真では絶景は伝え切れないので、是非、水の豊富なベストな状態の「レンソイス」を検索して写真見てください。
俺は、いつかまた良い時期に来て、地平線に向かって歩き、砂漠の中で数日間過ごしたいと思ってる。
ちなみに今回、国立公園のここでテント泊する為の許可はもらっている。どんな高級ホテルに泊まるより幸せを感じる。