インドから飛んだのはヨルダン。
初めての中東。
ヨルダンに着くや否や、
その足で陸路を行き、イスラエルへ入国。
スリランカにいる時にテロによる爆発事件が起き、
来ることは半ば諦めていた。
インターネットのおかげで良い情報も悪い情報もよく集まる。
治安や情勢をチェックし、
呼ばれるようにイスラエルへ向かった。
比較的厳しい入国審査も大した問題もなく済み、
乗合タクシーやバスを乗り継いでエルサレムへ向かった。
今までアジアとオセアニアを専門に!!旅していた私たちにとって、
エルサレムの景観はまるで別世界。
見るもの見るものいちいち新鮮で感動が止まらない。
凄い、綺麗、ヤバい、
何やココ、マジか、ワァ、、、、
滞在中、これらの連呼がやむことがなかった。
エルサレムはイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の三宗教の聖地で、
特に旧市街は三宗教の混じり合いが奇妙であり、
美しかった。
宗教を持たない自分たちには理解できないことばかりだった。
悪い意味では全くない。
衝撃もいっぱい受け
三宗教の聖地である旧市街へは、
ホテルから1分ほどだったので毎日足を運んだ。
完全に忘れていたパレスチナ問題。
その傷が現在も残るベツレヘも行った。
パレスチナ人が閉じ込められている高い壁には、
パレスチナ人の叫びが生々しく描かれている。
有名なアーティスト、パクシーが描いたとされている絵は
タクシーで回った。
ベツレヘムでは見かけなかったけど、
ヘブロンなんかでは未だに、
ユダヤ人からパレスチナ人への酷い扱いが見られるそう、、、
きっとここでもあるんだろうけど、
私たちの眼の前には、
ただただ静かな街が広がっていた。
悪いイメージ、危険なイメージが強すぎるのは悲しいと思った。
情報は流す側も受ける側も責任を持たなきゃいけない。
今これを読んでいる人だって、
必ず少しは何かをインプットされる。
あえていい国とも悪い国とも評価はしない。
自分たちが見たもの、触れたもの、出会ったものを受け止め、信じるとすれば、
イスラエルという国も私たちと同じ人間が作り上げた国でしかないということです。
笑っている人がいて、
観光しながらセルフィーに夢中になる人の壁の向こうでは、
涙を流す人もいる。
少なくとも私たちはこの国を訪れたことに凄く感謝をしているし、
去るのが名残惜しかった。
もっと知りたい国の一つです。