華やぐ季節のロンドン

2012年7月、オリンピック前のロンドンを訪れた。
降り立ったヒースロー空港は既にオリンピックを迎え入れる体制になっていることが素人目にもわかる。
ロンドン市街まで出ると、マラソンコースと思われる道には度々サインボードが設置されていたり、
街のいたるところにはたくさんの国旗が掲げられており、オリンピックムードとなっていた。


7月の東京と比べたら、格段に涼しく過ごしやすい気温だが、時折雨が降ったり止んだりする点はやはりロンドンならでは。

初日は雨が降る中、Green Park駅前からナイトバスに乗ることに。
せっかくなので、濡れるのを覚悟で小雨のときは屋根のない席に着席する。
最近、Elizabeth Tower(エリザベス・タワー)に改称されることになったClock Tower(クロック・タワー)、ロンドン・アイ、セント・ポール大聖堂、
ロンドン塔、ハロッズ、セント・ジェームズ宮殿等々を約1時間半をかけてまわる。
※ちなみに、ビッグベンとは、時計台全体や大時計そのものの名称として使われている。
夜のロンドンは気温が低く、途中、2階から1階に降りてみると、座席シートのファブリックがとてもお洒落なことに気づく。
バス自体にレトロな雰囲気があり、居心地が良い。

なんと言っても、ロンドンの週末を賑わせるのは各所で開催されているマーケットである。
一番最初に訪れたCovent Garden Marketに隣接するJubilee Marketは毎日開催されていて、日替わりでマーケットの内容が変わるそうだ。(日曜はアート&クラフトが中心)
天気が変わりやすいロンドンでは必需品のストールを探したり、ちょっとした小物を見つけるのに良い。アクセスが良いことも観光客にはうれしい点である。
Covent Garden界隈は、街中にアートが散りばめられていて、電話ボックスの天井を破ってキリンが顔を出していたり、愉快なパフォーマーがいたり、
とにかく歩くだけで素敵なモノ・コトが目に入ってくる。
また、Leicester SquareやCovent Garden周辺には、たくさんの劇場があり、とりわけ夕方頃になると入場のための列が見られる。
ちょうど私が滞在していたホテルの目の前もSingin’ in the Rainの劇場であった。

もうひとつ、足を運んだマーケットはCamden Market。
毎週末10万人もの人が訪れると言われており、ROCK・PUNKなファッション、アクセサリー、雑貨がメインのマーケットである。
日本で言えば竹下通りのような場所だが、もっと規模が大きく、週末の日中は最寄りのCamden town駅は混雑が激しい。
そのため、13時から17時半の間は混雑による混乱を避けるため、降車専用駅となっている。
ちなみに、ロンドンのチューブは、はじめて訪れた者にも乗車方法がわかりやすい。
空港や駅で購入できるプリペイド式のICカード・トラベラーズ・オイスターカードを持っているととても便利で、
ゾーン1の片道切符料金は£4.30だが、 ビジター・オイスターカードを使用すると£2と割安になる。
※ロンドンのチューブは、運賃形態にゾーン制と時間帯別運賃が採用されている。

ところで、ロンドンと言えば、よく「メシマズ」と言われているが、これはよく店を選べば回避でき、おいしいものばかりに出会うことができた。
量がすごくて、食べきれないほどのロンドンの名物「FISH&CHIPS」も1度はいただいた。
そして、滞在中にコーヒーが飲みたくなった時、何度もお世話になったのがMILK BARというカフェ。ここのFLAT WHITEが秀逸。
お土産には、日本では手に入らない「WALKERS」というポテトチップスを大量購入したのはここだけの話だ。。

写真
01.Virgin Atlantic機内から。
02.ロンドン三越前はたくさんの国旗が掲げられている。
03.See London by Busに乗り込む。
04.See London by Busの2階から。出発時。
05.See London by Busの2階から見えるElizabeth Tower。
06.Busの座席シート。
07.Tubeの座席シート。
08.Covent Gardenには様々なアートが散りばめられている。
09.Covent Garden Market近くのパフォーマー。
10.Jubilee Market。
11.Camden Market。
12.Covent Garden Market周辺。
13.Singin’ in the Rain 劇場前。
14.Covent Garden 路地裏にて。
15.ロンドン名物・Fish&Chips
16.日本では手に入らないWALKERS。
17.FLAT WHITEが秀逸なMilk Bar。
18.2012 Limited EditionのOyster Card。
19.いたるところで目にできる円形マークのチューブのマーク。
20.帰国を実感する時(機内のモニター)。