ハイダグアイに突撃して5日目
プリンスルパートを出港し外洋に出て7時間。
船酔いする元船乗りの佐々木氏は袋をクルーから受取りいつでも対応できる態勢に入っていた。
そんな旅で始まり、一日中晴れることは無い程雨ばかりな日々。
深い森の中でテント泊してると、ヒル、イモムシ、クモ、鹿などが遊びに来てくれ寂しくない。
ハイダ族の人々も親切で仲良くなっていく。ちなみに今日家に泊めてもらったようだ。
海は波も良くサーフィンができる。
屋久島と種子島と西表島を足して割ったような島。
そして、原住民ハイダ族が暮らすこの島は何か異質なものを感じずにいられない。
トーテムポールが色んな所に立ち何を意味してるのか!?
1万年前から人類が住んでいたと言われるが、伝染病で多くの村が廃墟となり、ほとんどの人が北の島に移住してしまい、南のある島には今も朽ち果てたトーテムポール達がかろうじて立っている。しかも、船が無いと行けない場所ばかりで道もほぼ無い。
ここを知るにはもっと時間がかかりカヤックか舟を使うしかない。
森で多くの精霊と、もののけに出会い、そろそろこの島から脱出する予定だ。
森の神様に「お前寄り道しすぎやろ!」と言われたそうで、バンフを目指して歩く。
すでにバンフは豪雪らしいが、リヤカーで除雪しながら歩きたいと佐々木氏。
バンフまで1400キロ!果たしてクリスマスと年越しはどこで迎えるのか?!