JPSA ALL JAPAN PRO 北沢 麗奈選手

8月25日から30日まで、千葉県いすみ市でNSA(日本サーフィン連盟)とJPSAの共同開催で行われたALL JAPANに出場してきました。

アマチュアの全日本選手権とプロのオールジャパンの同時開催で

日本で一番大きなイベントとなりました。

20150829_083635

私は前日に会場入りしたのですが、今回は台風15号16号があって

ずっとハードなコンディションでした。

20150828_131016

大会が始まってからもなかなか波と風が落ち着かず

私は大きな波が得意なので問題なかったのですが、

女子のヒートは28日までやりませんでした。

私はラウンド1のヒート2だったので、

自分のヒートをいつでもできる準備をしておかなければならなかったので

3日間毎日朝から夕方まで気が抜けなくて辛かったです。

 

28日も変わらずタフなコンディションでしたが

これよりも波が下がる予報ではなかったので、やっと、午後からヒートスタートしました。

私は2週間前までバリ島で、陸からは波が予測不可能な状態でも海にでてから

良い波を見つける練習をしてきていていたので

今回は陸から見ているコンディションと、海に入った時の印象がすごくちがったのですが

その練習の成果が出て、ほかの選手が苦戦する中、序盤からいい波を掴む事ができました。

 

今回もベスト2本の合計点で争うので、もう一本良い波に乗りたかったのですが

岸の方にたくさんの海藻が株ごと流れてきてしまって

その株が大量にサーフボードの流れ止めにひっかかり

沖に出るのに時間がかかってしまったので

もう一本を揃えることができませんでした。

 

でも序盤に乗った波で高いポイントが出ていて、1位でラウンドアップできました。

次のラウンドも同じ日にやったのですが、

他の選手があまりいいライディングもできず、海藻も絡まって危険ということで

波が少し落ち着いているアマチュアのコンテストエリアを借りて

ラウンド2が行われました。

 

ラウンド2ではセカンドシードの選手も出てきて、ラウンド1よりもハードなヒートでしたが

海で冷静に波選びと、自分のしなければならない事を考える事が出来たので

また自分らしいライディングをすることができ、

ラウンド1ではできなかった2本そろえるという事もしっかりできて

1位で勝ち上がることができました。

 

29日は朝一番最初から女子のヒートを行いました。

ラウンド3はトップシード選手の登場ラウンドで、

何回も年間のグランドチャンピオンを獲得している選手もいたので

メンバーが濃いヒートでした。

20150828161841_AB7I6017m

今回のような大きくて巻いた波で風の入ったコンディションは

フィリピンでも経験して自信があったので

波の数が多くて良い波は少ない、難しいコンディションでしたが

じっくり波を待って、1本めは確実にターンを入れたライディングをし、

2本目はとても大きくてリスキーな波で

普段の練習通りのライディングをすることができ、1位でラウンドアップできました。

 

続くクウォーターファイナルでも、今までと同じ作戦で

海に出てから臨機応変に対応して、2本揃えようと思ったのですが

序盤に1本乗ってから波が変わり、ローカル姉妹に良い波を乗られてしまい

もう一本波をキャッチすることができずに終わってしまいました。

 

3点代の点数を持っていて、2位になるために必要だった点は2点代だったので、

良い波ではなくても出せる点数でした。

今回の結果は総合5位でした。

 

表彰台も逃してしまい、とても悔しいです。

しかし今回の試合の勝利者インタビューでは、現役の男子プロに

「こんなにすごいライディングができるなんて感動した」

と言ってもらえて、会場やLive中継で見てくれていたファンの方達からも

本当にすごかった! 感動した!

とたくさん言っていただけたので、すごく嬉しかったです。

次のモルディブ、インドに向けて、とても自信がついた大会になりました。

日本の大会も9月の最終週に予定しているので、今度こそ優勝できるように頑張ります!!!

1