BEACH INTERNATIONAL SCHOOL オフショアフライフィシング in 相模湾

8月15日(土)集合時間の朝4時半前に、まだ暗い三浦半島の漁港へ到着した。
既に来ていた仲間と挨拶を交わし、少しづつ赤くなっていく東の空を眺めている間に続々とみんな集まってきた。
今日はキャスティング仲間10人でチャーター船(仕立て船)に乗って、相模湾沖のシイラを狙うソルトウォータフライフィッシングである。

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ロッドにリールをセットして釣り支度をしているうちに、だんだんと明るくなってきた。海辺の夜明けはとても気持ち良く、期待感が膨らんでいく。

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撒き餌の活きイワシを調達してきた船が港に帰ってきた。荷物を積んでみんなで乗り込む。

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今日は快晴でベタなぎ。風もウネリもなくコンディションは良さそうだ。

シイラは表層で積極的にルアーやフライを追うため、ゲームフィッシュとして世界的に人気のある魚だ。
相模湾では黒潮の分流が入る6月~10月がシーズンとなっている。
潮目に集まる流木やゴミ・ブイ・パヤオ(漁礁)そして鳥山等のポイントを船で探して釣っていくスタイルである。

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朝5時過ぎに港を出た船は、ポイントを目指してひたすら沖へ向かった。
小1時間走って、最初のポイントに到着。

全員でじゃんけんしてスタートの三人を決定し、僕も運よく勝ち残った。
先ずはパヤオに向かってルアー担当がキャスト。すると、早速ブルーに光る綺麗な魚体が数匹追ってきた。シイラだ!

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みよし(船首)に入った僕は魚を見てフライをキャスティング。オフショアのキャスティングはやはり気持ち良い。
開始5分程で、最初の魚がヒットした。突っ込んで、突っ走って、ジャンプして、シイラは元気いっぱいのファイトで楽しませてくれた。

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皆も釣れた魚を見て、釣る気満々になった模様。しかしこの後が続かず、5分ほど移動して次のポイントで釣りを再開始した。

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今度は散水まわりのチャミング(活きイワシの撒き餌)に次々襲い掛かるシイラがやってきて、群れが船に着いた。

ブルーやグリーンの魚体がまわりに沢山見え、船上では次々にヒット!4人同時のヒットもあり、まさにお祭り騒ぎとなった。
一瞬にしてバッキングラインまで引き出し、派手なジャンプを見せてくれるシイラとのファイトを皆で堪能し、最高に楽しい時間が30分余り続いた。

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この後も流木や潮目、鳥山等を探しては、シイラの居そうなところでルアーを投げて探ったり、チャミングしたりしながら魚を探した。
シイラは各ポイントで群れているものの、朝8時を過ぎたあたりから明らかに棚が深くなり、フライへの反応が悪くなった。

船長いわく、表面水温が28℃を超えて水温が高過ぎるせいで、活性が低いとのこと。ここからは各ポイントでポツポツといった感じのヒットになった。
しかし移動の間に仲間とおしゃべりしたり、船と並行に飛んでいくトビウオを眺めたり、活きイワシに襲い掛かるシイラを見ていると飽きることはない。

途中、カツオ・マグロのナブラを見つけて興奮したが、魚の移動が速くてルアーでもヒットには持ち込めなかった。
結局終盤のヒットは少なかったが、12時過ぎまで皆で楽しく過ごして帰港した。

本日はシイラ初挑戦の仲間も含め、参加者全員がキャッチ出来て、10人全員でトータル40本と満足のいく結果であった。

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サイズは60~90cm。成長が早いシイラは、これで2~3歳魚のサイズであり、まだまだ大きくなる。

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真夏のオフショアゲームの魅力は沢山あるが、リールの逆転音を響かせながら疾走する大型魚が都心から日帰りで遊べる範囲に群れて居るんだから、これは楽しまなきゃ損だと思う。

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チャミングで集まったシイラを釣るのにキャスティングは殆ど必要なく、10番以上のタックルさえあればフライ経験が少なくても充分楽しむことが可能である。
ライン、リーダシステム、フライ等の詳細は自由が丘のSTOFで直接聞いてもらえば親切なWET AMBASSADORが丁寧に教えてくれるはず。
ソルト未経験の方も思い切ってオフショアの扉を開いてみては如何だろう?新たな楽しみの世界が広がることは間違いないと思う。

Reported by Masaru Goto

【参考サイト】

 

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「BISオフショアチャレンジ2015」第二弾!

9月20日(日)開催予定

お問い合わせ先 kaneko@capsjp.co.jp