人生初のトライアル観戦!群馬の山中を駆け抜ける!(第三話:試乗編)

トライアルレース「ペコトラ」の大会模様をひとしきり観戦した筆者は、続いて自ら野本選手のサブマシンに試乗させて頂くことに!

不器用さにかけては右に出る者がいないことを自負している筆者にとって、果たしてどうなることやらと背筋がすっと冷える思いがしたものだが、いざ乗車してみると、トライアルマシンは考えている以上に高性能であることが判明した。

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ペコトラも競技終了となり、あとはこの日の課題を再確認する選手たちが再度マシンを走らせ始めた。

同時に野本選手によるデモンストレーションも始まる。

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さすが国際A級スーパークラスともあって、大技も難なく披露される。

これが日本を代表する選手の実力かと、改めて脱帽する。

 

すると今度はおもむろに野本選手がサブマシンを持ってこられ、ここで筆者の試乗レッスンが始まった。

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ろくにバイクも乗ったことがないだけに、試乗自体が身分不相応なのであるが、マシンのメカニズムから丁寧に教えて下さった。

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その後はこんな具合に。

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いやはや、なんとも情けない筆者の慌てぶりと野本選手の冷静沈着な表情の差といったら・・・。

やや無様な格好で読者の目を汚してしまい恐縮極まりないが、筆者も言われるがままに野本選手が操るハンドルにしがみつき、なんとか形なりにもライダーの視点を体感することができた。

実際に乗車してみると傍から見ている以上に斜面の角度が急に感じられ、特に下る時には本気で肝を冷やしたものだ。

障害物を乗り越える際も衝撃に備えて反射的に身を固めてしまったが、それがどういうわけか思ったほど身体に与える振動が少なく、地滑りするのではと冷や冷やしたタイヤも、不思議なくらい地面をしっかりつかんでいる。

野本選手のハンドルさばきがうまく効いていることもあるのだろうが、サスペンションやタイヤといった個々のパーツが、まったくもって起伏の激しい環境にも適用していることを肌で感じた瞬間だった。

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この日、試乗できたのは筆者だけはない。

数年来お世話になっている無類のバイク好きであるM先輩も時間を空けて千葉から来て下さり、持参されたオレンジ色のウェアに着替えヘルメットもかぶり、サブマシンに跨る。

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気が付けば他の選手の方もサポートして下さり、トライアルは初めてというM先輩も、10分そこらでコースを周回し始めた。

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こうした一般人がトライアルに参加することについては、実際に引き合いもあるらしく、野本選手とは今後「大人バンザイ教室」を標榜するBEACH INTERNATIONAL SCHOOLの企画と併せて、トライアル試乗会をどんどん開催できたらなぁと思えた一日だった。

 

野本選手、そしてその他の選手のみなさん、貴重な体験を誠にありがとうございました。

 

 

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