2013年カヌースラロームNHK杯

1月に出家をし、これからの進む道をリオオリンピックから僧侶の道へと変えた私にとって初めての公式試合。
オリンピックを目指さないと決めたとは言っても、今まで真剣にやってきた競技、日本のトップ、オリンピック日本代表選手としてこれからのカヌー界のためにも競技はまだまだやっていきたい。まだまだ負けるわけにはいかないと思う。

そんなことを思いながらのNHK杯は気楽な部分もあり、いつもより緊張する部分もあった。
今まではNHK杯で優勝し海外で戦うことを意識して試合に臨んでいる分、緊張感があり絶対に負けられない試合だった。しかし、今回の試合はもちろん優勝するつもりで臨んだが、ナショナルーチーム選考など余分なことを考えなくてもいい分少し気持ちは楽だった。
そんな中で、昨年のロンドンオリンピック後練習量は減っているため練習不足なのではないという心配からの緊張もあった。
やはり練習は大切だ。
このように新しい試合の経験が出来た今回のNHK杯は2位で終わり今年度ナショナルーチームに選ばれることができ、5月17日から27日までアジア選手権に台湾へ行くことになった。
その後はヨーロッッパ遠征へは行かず修行へと進めていく予定。
これからも僧侶、スラローム選手両面で応援宜しくお願いいたします。
矢澤一輝