インド洋に浮かぶ楽園・モルディブ

世界有数のリゾート、インド洋に浮かぶ楽園モルディブ。
昨今はアジアからの観光客も増え、33万人が暮らす珊瑚礁の島々には年間100万にの観光客が訪れている。
観光客の増加にともない、さらなるホテルの建設計画もすすんでいる。

日本からだとシンガポールやスリランカのコロンボを経由して10時間以上の長旅になるが、バンコクからであれば4時間半である。
時差も2時間のため体の負担もすくない。バンコク在住者には、日本よりも近い楽園は一度は訪れるべきところとして人気である。

朝9時30分のフフライトでバンコクを飛び立ちモルディブの空港に着くや、荷物を載せたカートを押したまま桟橋へ到着。
艀にのり、待機中のパールウィン号へ乗り移り、すかさず出航、割り当てられた船室で荷物をほどくのもつかの間、
キャプテンよりフィッシング開始の合図の声が聞こえた。

生憎の曇り空、海はやや荒れ気味状態。
明るい太陽と珊瑚礁の海を期待していた分、誰が運の悪いやつだと、お互いの顔をのぞきみながら、キャスティングを繰り返し始める。
1時間もしないうちに最初のヒット!となった。

翌日も翌々日も同様の天候、夜には雨が降り、停泊して夜を過ごす船の中は、ゆりかご状態。確かにシーズンの終わり、
これから風が強まり雨季に入るところとは言え、ガイドブックなどにも書かれているように赤道に近いこの地域はほかのモンスーン地域に比べ、降水量も少なく風もさほど強くないはずである。
釣果の上がらないのは腕よりもこのせいだと納得させる次第である。
全日程、天候不良という悪条件ではあったが、大物29KgsのGTもあがり、再度の訪問を願い納竿となった。

乗船したパールウィン号のクルーは噂通り、ホスピタリティーも高く、帰路も空港島まで船乗りつけるので時間のロスもなく、
釣り人にとっては極楽のコンディションで釣を楽しめる、但し天候の良し悪しは彼らにも如何ともしがたい。