冬の奥日光 氷瀑鑑賞へ

「凍ったみたいよ〜」っと、毎年断り続けている私に懲りずに声を掛けてくれた宇都宮の素晴らしい仲間達から連絡が入り。
毎年この季節は、毎週のように展示会が入っていてとても行ける状況では無いのですがタイミングよくこの日なら弾丸で行けるかも?
という事で以前より行ってみたいと考えていた念願の奥日光「庵滝」の氷瀑鑑賞を観に行くことに。

日光国立公園へは東京からのアクセスもよく四季折々の遊びが出来るとても人気のある場所として多くの人や観光客で賑わうのですが
この2月ともなると流石に人も少なく渋滞もなくスイスイとハイキング出発場所となる県営赤沼駐車場に10時頃に到着。
今回3人のパーティーで向かうのですが、私を含む2人が寝坊し1時間遅れのゆる〜いスタートとなりました。笑

今回のルートは【赤沼バス停入口(スタート&ゴール) → 赤沼分岐 → 戦場ヶ原展望台 → 小田代ヶ原 → 弓張峠 → 庵滝 ⇄】
行って来いで所々休憩を入れながらゆっくりと進み往復の歩行時間は、約5時間の所行でした。

今シーズンの暖冬の影響はここ日光も同じで、雪の量が少なく既に至る所で山肌が見えてしまっている場所もちらほら伺えるほど。
例年だとスノーシューを履いてでないと進めないこの雪道は先行者が圧雪し、終始防寒靴のみで進める状態。(アイゼンは必要)
しかし初めての私としてはある意味あまり疲れずに終われたので、これはこれで良かったかと。

とても天気の良い日に当たり良い汗を掻きながら歩くこと約2時間半で目的地、奥日光「庵滝」へ到着。
これが氷瀑ですか!!

厳冬期に滝の水しぶきが少しずつ凍って重なり合って形成されていくのですかね??

様々な気象条件や日々のタイミングが重なってこそ出会えて鑑賞出来るこの今に感謝をして。

復路は下りも多い為さほど時間も掛からず進むことができ、周りの状況を見渡せる余裕が生まれていました。
聞こえる音は、自分達が雪の上を歩く音・ストックを突く音・自分の息づかい・鼻水をすする音・木をつつく音??
連れの仲間が「あれはウッドペッカーだよ、アカゲラだね」っと、私におしえてくれた。
なんとも言えない心地よい乾いた音を奏でていたのが印象的で帰宅後調べて見るとキツツキは他の鳥の様に
さえずりで縄張りやメスへの求愛をせず、木などをつついて音を出すドラミングという行為を行うと知った。
今年の奥日光の春は、いつも以上に早く訪れているのでしょうね。

帰り掛けに以前別の仲間が話していた「美味しい羊羹が食べられるお店が日光市にはあるよ〜」というフレーズを思い出し
せっかくなのでその羊羹をお土産に仕入れに行くべく、ググって見ると日光市で6件の羊羹屋さんの情報が。
ではと連れの宇都宮育ちの2人に聞いたところ羊羹だったら『鬼平』か『三ツ山』でしょっ!!と票が割れる。
じゃあ2つとも買って食べ比べしようという事になり食べた結果、仲間も私も次女も『三ツ山』さんが好みでした。
因みに羊羹といっても、この季節なのに一押しは水羊羹なんですけどね。笑

今回行った庵滝へ向かう玄関口となる赤沼茶屋県営駐車場へは、言わずともがなですがユネスコ世界文化遺産に登録されている「日光東照宮」を
更に西へ向かい「いろは坂」を登り「中禅寺湖」を横目に「湯滝」を上がって標高1400mにある赤沼茶屋の駐車場までは車で東京から約3時間。
ご興味ありましたら是非一度足を伸ばしてみてください、東京では味わえないコトがございます。
しかし初めて行かれる際には自身を守る冬山の知識や装備、体力が必要です。
色々なサイトでの紹介記事をご覧頂き、先ずは経験豊かな同伴者やガイドさんと一緒に行かれる事をお勧め致します。