WORLD NATURAL HERITAGE YAKUSHIMA Stream Trail Viewer Japan

YAKUSHIMA
1993年に日本で初めて世界自然遺産へ登録された屋久島は北緯130°15~23′東経130°23~38′鹿児島から沖合い60kmに位置し、太平洋と東シナ海に面している。
面積は10,700haで円形をしており、外周は約136km。また“洋上のアルプス”とも呼ばれる屋久島には、九州の1~7番目に高い山があり、1番高いのは宮之浦岳で1,936mだ。

このように高い山々に海からの湿った空気がぶつかり、雨を多く降らせる。屋久島は日本で最も降水量が多く、平地で年間約4,480mm(日本の平均降水量は約1,750mm)、
山岳部では年間10,000mmを超える年もある。そのおかげもあり多種多様の植物が育まれたことと、大陸から孤立していたため独自の進化過程をたどった経緯が世界自然遺産登録となる理由になった。
そんな雨が多い屋久島を楽しむのに最適なStream Trailを持って大自然と遊んでみるのもひとつの楽しみになる。

01 目の前に広がる大海原は東シナ海。
西部林道の途中ある半山から沢伝えに下り、照葉樹林(世界的にも貴重な森)をぬけると目の前に広がるのは東シナ海のパノラマ景色。大きな花崗岩の上から見る景色はまさに絶景。

02 クワズイモを日除け傘にして快適トレッキング。
東南アジアなどにも多く分布しているクワズイモ。ここ屋久島でも日除け傘に使えるほどに大きく育つ。このクワズイモ、毒があり名前の通り食べることができない。

03 日本100選の滝はマイナスイオンが満点!
日本の滝100選に登録された大川の滝(オオコノタキ)は落差88 mとなり、滝の入り口には日本名水にも登録されている湧水もある。とても飲みやすい水なので飲んでみては。

04 体の芯から癒してくれる“スーパースパ尾之間温泉”
この尾之間温泉のお湯は非常に熱く、アウトドアスポーツで疲れた身体を芯から癒してくれる。朝7時からオープン。是非とも1番風呂を楽しみたい。月曜は12時から。

What’s YAKUSUGI
屋久杉とは標高500m以上に自生した樹齢1,000年以上の杉だけに付けられる総称。特に有名な屋久杉は、縄文杉で幹周りが16.1m、樹齢は3,000年以上と言われている。
それ以外にも紀元杉や大王杉などがあり、昔から御神木として自然信仰の対象となってきた。この屋久杉の特徴は一般的な杉(長くても樹齢500年)に比べ、桁外れに長生きである。