カヌースラローム競技NHK杯へ向け

善光寺大勧進へ僕が来て1年半が過ぎました。いよいよ4月5日から善光寺御開帳が始まります。5月末まで。

そんな善光寺が忙しい中、カヌースラローム競技NHK杯も4月5日に開催されます。
僕はNHK杯へ行きます。
善光寺御開帳は7年に1度。足掛け7年ですから次は6年後です。
御開帳と言うのは善光寺の御本尊一光三尊如来を7年に1度拝む事が出来る期間です。7年に1度と言う事はそれ以外の期間は拝む事が出来ません。しかも、7年に1度拝む事が出来るのは秘仏の前立本尊と言って御本尊の前に安置する御本尊の分身の仏様のことです。御本尊はと言うと絶対秘仏でこの世で1人も見る事の出来ない仏様なので7年に1度ですら秘仏の前立本尊を御開帳します。
一光三尊如来とは1つの光背の中央に阿弥陀如来、向かって右に観世音菩薩、左に勢至菩薩が並ぶ善光寺独特の仏様です。
その前立本尊を御開帳して本堂の前に回向柱と言う柱を建てます。柱と前立本尊の手を綱で結んで参拝者が回向柱に触る事によって前立本尊と結縁を結び前立本尊に触れたのと同じ御利益があると言われています。
今年は善光寺大勧進の護摩堂の前にも結縁柱といい、護摩堂の御本尊不動明王と結縁を結ぶ事が出来る柱が建っています。不動明王は険しい顔をしていますが仏様でも人間に近い姿をしています。大日如来の化身で、より人間に近い存在で人間の願いを叶える手伝いをしてくれる仏様です。回向柱もいいけど結縁柱も触って自分の願いを仏様に伝えましょう!!
そんな回向柱•結縁柱ですが、本堂の回向柱が10メートル•大勧進護摩堂の結縁柱が6メートルの高さで松代の森から切り出して善光寺へ寄進されます。回向柱は大名行列などと共に松代の町を練り歩き牛に引かれて善光寺へやってきます。この方法は300年以上つづいています。
4月25日には御開帳中最も大きな法要、天台宗中日庭儀大法要という法要があったり4月30日には大勧進の紫雲閣で声明という仏教音楽と木管五重奏と踊りのコラボコンサートなど御開帳期間特別のイベントが沢山あります。
ここでちょっとアドバイス。回向柱触りに来るなら夕方とか夜のほうが人が少なくてすぐ触れますよ!でも、大勧進の結縁柱を触るには17時で門が閉まっちゃうから注意してください!
なんか御開帳の説明をいっぱい書きましたが、僕も今回初めて御開帳を経験するんですよね^^;どのくらい人が参拝に来るのか全然想像出来ませんが、頑張って2ヶ月乗り切ります!
その前にNHK杯頑張るぞ!テレビでもNHK杯の決勝を放映するので4月12日頃の夕方NHK•Eテレをチェックしておいてください!

矢澤一輝