北風吹きすさぶ師走の三浦海岸、2013年 第10回全日本アマチュアスラローム選手権が開催された。
本大会で優勝するとプロ登録の権利も獲られる事から、
全国のアマチュアウインドサーファー大きな目標となっており
日本一を目指し全国から140名もの選手が集結した。
海上運営・陸上運営に関しても、日本ウィンドサーフィン協会のプロ選手が全てを担い、
自分も海上運営で大きな役割を果たすレスキュー兼マーク船の船頭を担当した。
マーク船とは、風の強弱や風向の変化に迅速に対応し
海上に打たれた回航マークを適切なポジションに設定する役割である。
風に向かって船を走らせ、波を切り裂け走り抜けていく。
レスキューとなればジェトに飛び乗り、要救助者の救出に向かう大切な役割。
波を超える毎に海水を頭から被りびしょ濡れになってしまい、
無線やライブ中継用のカメラやスマホ等、電子機器などに対して防水対策が大きな課題となっていた。
今大会では、防水バッグであるDry Cubeにそれらの電子機器を詰め込み海の上に向かった。
Dry Cubeは、開口部をしっかり締めておけば
ホースで水を直接ジャブジャブかけても内部に水が入らない程の抜群の防水性があり
更に片手持ち、リック、たすき掛けなど標準装備されているストラップで色々な使い方もできる。
カラーもサイズも豊富で用途に合わせて、チョイスできる所が嬉しい。
自分が選んだカラーはオレンジ、海の上で一番目立つ色だ、レスキューが続出した場合など、
いざとなれば漂流している救助者に持たせて絶対に見失わない目印にもできる。
今回の大会においては、幸いにも爆風予報が外れ、程よいコンディションになった為
レスキューで役立つ事はなかったが、2日間の海上運営で電子機器の保護に役立った。
機能とデザインが融合した、Stream Trail。
来シーズンのレースシーンでも、雨天時や海外遠征などにも重宝しそうである。
日本ウィンドサーフィン協会プロ選手:岩崎勝郎