沖永良部島ケイビングツアー

旅の目的は「ケイビングツアー」テレビの露出などで少しずつ認知の上がっている、いわゆる洞窟探検。

絶景を観に遊びにきたのです。この島のケイビングツアーはどうやら難関と言われる場所がそれぞれのコースにあるそうでリムストーンケイブコースにまず参加しないといけないということを知りひと先ずの挑戦です。

奄美群島の一部でありながら、隣の与論島などと比べれば、聞きなれない島。インターネットで調べてもさほど情報がない。不安と緊張もあるがワクワクがとまらない。羽田を出発して4時間ほど、鹿児島空港を経由して到着したのは鹿児島の南から二番目の「おきのえらぶ島」。

送迎のない素泊まりに宿泊予定のため、空港にケイビングツアーのガイドさんが迎えに来てくれた。洞窟の情報以外ほとんど情報のない状態でやってきたが、たわいもない会話をしながら15分ほど車移動~。ひとまず荷物を置いた宿からの景色は最高。

ガイドさんと沖永良部島ケイビングガイド連盟の基地へ移動し、説明を聞き保険など記入を済ませて、いざ着替え!

ここから3時間くらいはトイレへ行けない。ということで用を済ませ。装備に身を包む。

説明を受けてこの島には200~300もの洞窟があることにも驚いた。なぜそんなにたくさんあるのか、どれだけの年月をかけて洞窟ができたのか、そこでできる鍾乳石も何万年の時を経て今なのか、感銘を受ける。探検というこの単語にワクワクしていたが、自然界の創り出した地底世界へのドキドキがプラスされた。

ガイドさんと洞窟の話などをしながら車移動。なんと今から入るリムストーンケイブコースは、全長12キロ近くもある大鍾乳洞「大山水鏡洞」の一部でこの長さはなんと日本で二位の距離だそうで。やるな、おきのえらぶ!でもって最後は海にたどり着くそうだ・・・

いよいよ洞窟へ。つなぎの中にはレンタルウェットスーツ。しばらく山を歩くが暑い。山道も、獣道を進むのですでに探検感。いよいよ洞窟があらわれる。すでに暑い。洞内は年中20度前後ということで比較的過ごしやすい温度か~と思いながら洞窟内部へ。最初から洞窟へ降りるのが難関だそうで笑。さらに一汗。

さあここから2時間少し、地上の光とはお別れ。整備されていない洞窟の世界は真っ暗で、足場も悪い。今からはヘルメットに装着されたヘッドライトの明かりのみが頼りだ。少し進んだら水が流れていた。この洞窟の最後は海になるのだが、途中洞窟の天井がなくなり川になるそうだ。つまり今から歩く場所は地底の川。水温も20度ほどだそうで汗が引いていく。すぐにほぼ全身水へ浸かり冷えてきた…とドキドキもつかの間。また浅瀬を歩く。ウェットに、つなぎ、登山シューズ。全身ずぶ濡れでとにかく歩く。顔がにやにやする。体が重たい、のになんだ、このワクワク!しばらくは四つん這い歩きなどもあったが想像よりも洞内はほとんど広い。

途中、暗闇体験をした。明かりを全部消したそこは漆黒。

聞こえてくるのは水の流れていく音だけ。

鍾乳石は成長するのに1cm30年近くかかるそうだ。

こうやって洞窟は普段は、ひっそり、成長をし続けている。

 

さぁさらに進む。

後半ではほかのコースの難関のレクチャーを受けた。天井と水面ギリギリだったり、穴を抜ける疑似体験。ガイドさんがやって見せてくれた後によろしければ^^ということでもちろん挑戦。そうして少しここで休憩していてください。とお茶をいただいて待っていたら・・・

今さっきまでうす暗かった空間が、なんとも素敵な空間に!

 

今までに体験したことのないアクティビティでした。

聞けばシャワーケイビングという水に浸かりながら洞窟を進むというツアーはここ、沖永良部でしかできないということで、交通の面でも少し苦労してまで来たかいがあったな~としみじみ感じる時間となりました。そして、どうせならほかのコースへ挑戦もしたい!絶対また来る!と心に誓いました~。ガイドさんの「絶景は銀水洞(写真1)ですけど、おすすめは水連洞なんですよ♪」という帰り道の話にもさらにワクワクして、すっかりケイビングにはまってしまった私でした^^

 

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